1978年、セリカの上位車種として発売されたのが、セリカXX(ダブルエックス)です。このXXは海外では「スープラ」という名前で発売されました。セリカが4気筒エンジンであったのに対し、セリカXXは直列6気筒エンジンを搭載、フロントノーズをストレッチした「ロングノーズショートデッキのハッチバックスタイル」というラグジュアリーGTカーとしての王道を行くクルマとして存在感を示していました。
後にセリカの4代目がFF方式を採用した際、セリカとの差別化を図る意味も込めて、国内外ともに「スープラ」という名前に統一されます。ツインターボを搭載したモデルなどさまざまなバリエーションを生み、FRスポーツの雄として名を残しました。JGTCなどでも好成績を残しています。
セリカとスープラの歴史を追う
バブル崩壊のあおり、そしてスポーツ車全般の伸び悩みなどから、スープラ、そしてセリカもすでに生産を終了しています。ミニカーとしても、80年代以降のスープラなどはなかなかモデル化に恵まれない状況が続いていました。しかし近年、徐々に本格的なモデルが発売されつつあります。30年間の長きにわたって、最年長スペシャリティカーの座を守り続けたセリカの歴史、今ミニカーで再体験してみるのもいいかもしれませんね。
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